たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

使者

私には 師と呼べる人がいない。 もちろん 尊敬する方はいらっしゃるが 師かというと ちょっと違う。 だけど あとで考えてみると あれは使者だったんだな という人には ちょいちょい出逢う。 ほんの数秒のエレベーターの中で初めて会った人 ということもあっ…

ミチシルベ

心がわらわら揺さぶられる本との出逢いがあった。 というか 人との出逢い でもあるか。 ネットサーフィンでは 全然出逢わなかったのに 本屋って やっぱすごい。 てか 自分の嗅覚 自分の足 自分で直接感じられることこそが 自分にしみじみ染み入る。 ご褒美の…

マーブル

弱さとはなんだろうか。 勝者と敗者 成功と失敗 そんな具合に表面的にカテゴライズされがちだけど そんな単純ではない。 全てのことには表と裏があって オセロのように いつでも簡単に世界は何度でもひっくり返る。 白になったり 黒になったり 回転が速すぎ…

備忘録

と或る高校の講義を依頼された。 そんでもって どんなことを話そうかと 依頼メールをコピーした紙の 「こんな感じで」っていう依頼内容のヨコに キーワードをいくつか走り書き。 所在なかった私の高校生時代。 その当時 宇宙のカケラにもなかった今の高校生…

自己満足の境界線

『永遠に僕のもの』を観て どうしても拭えない軽さと 『宮本から君へ』を観て 感じた説得力。 美しさの意味。 日常の中にある違和感が だんだん大きくなっていく。

Born To Be Wild

10日間の真夏の退院明けで一番悲しかったのは 大事にしていた植物たちのいくつかが枯れてしまっていたこと。 中でも 一番長老だったワイルドストロベリーは 小さな実が黄緑色からうすピンクにかわり そこから赤く色づく様子を見るにつけ だただた可愛らしく…

色めがね

「宇宙で一番明るい色、それは白」 たしか そんな一文だったような気がする。 小学生の頃 学校の図書室にあったその本を読んで ものすごく驚いた。 世界がぐわんとなった感じ。 小学校低学年くらいの私の色の世界は 12色の色鉛筆や絵の具がせいぜいだった…

台風一過

ゆらゆらと揺れる 薄ピンクのカーテン一枚で仕切られた 私のプライバシー。 ここで過ごすのも 今夜が最後か ひょっとしたらもう一晩か。 この数日間はまるでエアポケットのような時間。 絶妙な 今しかないというタイミング。 宇宙は 本当に完璧なんだな とい…

フォーミュラ

入院、してしまった。 「人生初」を色々体験中。 現実は リアリティなくぬるっとリアルだったりする。 いよいよ 分かりやすくはじまりましたね。 できるかな。 できるかな。 はてはてフム〜。

サーチライト

結局 一番心を揺さぶられるのは こどもの頃から 変わらずにずっとあるものだったりして 時々 不意に顔を覗かせては 忘れられないでしょ って まっすぐに見つめてくるサーチライトみたいな希望です。 今夜は あしゅら男爵みたいな月。

混線とコンセントレーション

間違いなく 何かが変わろうとしているのは なんとなく感じてる数ヶ月。 ここんところ 人との関わりが慌ただしくなったり 予期せぬ出来事に 予定変更や 急な対応エトセトラ。 寝てても思考がグルグルしてる感じ。 こんな時こそ平常心だよな〜 と思いながら 1…

野生を取り戻せ

やってしまった。 旅にはやっぱり ハプニングがつきものなのか。 久々に会う仲間たちと盛り上がり お開きになって 駐車場に向かうと 閉まっていた。 か、帰れない...。 あぁ。 ポケットでクシャっとなったレシートに書かれている電話番号に 局番がない。 市…

サイン

ドキドキする。 この感じ 久々。 それだよ、それ! って 無意識が 合図を送ってくる感じ。 イメージとアイデアが重要。 回り道も 無駄じゃなかったかも。 っていうか 無駄にしないけどね。

ちょうどいいくらいの

急に降り出した雨。 雨が降ると クリアすぎる空気に ちょうどいいくらいの音が混ざって なんだか落ち着く。 引っ越し後もストレリチアは 何度目かの淡い緑色の新芽を開くタイミングを待ちながら 時々 私の吐き出す大きな息で揺れる。 目下 時間の使い方が上…

『泳ぎすぎた夜』

こどもの頃 「ペリーヌ物語」のペリーヌに憧れた。 その旅路の苦労よりもなによりも 「旅する人生」そのものが こども心に 魅力的に映った気がする。 最近50歳になって ちょっとなんか 新しい扉がひらいた気配を感じながら ある人と話をしている時に「旅」…

美しさ

人間の情熱や欲望は 老いてなお 果てしなく燃え盛るのだろうか。 「独特老人」に掲載されている老人たちの ほとばしるエネルギーの その源はいったい何なんだろうかと 読み返すたびに 思う。 波乱な人生を送る友だちとのやりとりの中で 彼女は 「生きてます…

ビニール傘

高校の修学旅行で行った 池袋のサンシャインの展望階の 案内係のおじちゃんが 雨で洗らわれたあとのまちは 美しく見えるんだよ と 教えてくれた。 特に 嵐の翌日は うんと綺麗なんだと。 それからというもの 夜が美しい日には ああ 雨が洗ってくれたんだな …

SWEET DAYS

自分の中に溜まった黒いものを フーーーーーーーーーーーーーッ と吐き出す。 掌から空へと 燃えカスになって 飛んで行ってくれ。 いらないんだよ そんなものは。 「要は、突き抜けるあの感じ」 That's right.

◯◯問題

人は 「◯◯の誰それさん」 と その人の人となりを一番端的に現す 肩書きのようなものをくっつけて語られることが しばしばある。 亡くなった内田裕也さんにも 故人を偲ぶニュース記事で いろんな◯◯がくっついていたけれど 歌手でもロック歌手でもなく ロック…

逆さま概念

口に出してみたら なんだか心が軽くなった。 負の感情が発端でも 一筋の光が見えた気がした。 出来るだけ 意味のないことを 出来るだけ 理由のないことを。 真綿で息の根を止めてくるような奴らとはオサラバするのだ。

振り子

なにがこんなに ぞわぞわさせるのか。 振り子のように 心にも重力があるのか。

「プロ」って何だ?

言いたいことを伝えるって難しい。 イヤな気持ちになったことを イヤな気持ちになりました、と言う。 相手にあるであろう 善意や こだわりや 言い分や なんやかんや 受け止めすぎると 苦しい。 今に始まったことではないけれど なんだかここ最近 モヤモヤ指…

私の「おいしい生活」

やりたいことが沢山ある。 時間には限りがあるけど やるか やらないか。 それだけのこと。 過去がやたらと 思い出を振りかざしてくるけど 今私が欲しいのはノスタルジーじゃなくて 今のための行動力とアイデア。 弱気の虫を 指先でピンッと弾き飛ばして イチ…

記憶のしおり

再放送の「18祭」を観て 朝からやたら泣けた。 そういえば 今日は成人の日。 成人式に何もしてあげれんかったなと 居間にいた母親が言う。 お父さんに スーツを買ってもらったから 大丈夫 と返す。 あれはたしか VIVAYOU だったか。 式には 男友達数人と一緒…

無色の緑色の考えが猛烈に眠る

今年は気合いが入っている。 毎日 せっせせっせと ものを作っている。 最近は 仕事場でパーツをつくり 家に帰ってから成形する というパターンができあがりつつあり 昨夜も テレビをザッピングしながらBGM代わりに流しつつ ベッドの上に道具を広げ チクチク…