たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

日々

声の便り

懐かしい友人たちから突然の連絡。 それが こんなにも嬉しいなんて。 最高のプレゼントだ。 興奮した心を落ち着かせるために タバコを吸ってみたり 手を洗ってみたり テレビをつけては消してみたり 意味もなく部屋の中をうろついてみたり。 その人たちの声を…

スイッチ

つまんない大人がいるもんだ。 自分で考えないで他人に答えを求めてばっかとかも。 あぁ ヤダヤダ。 ヤなのは その人たちじゃなくて そんな考えに囚われてる時間や そんなことを考えちゃうモード。 気持ちがささくれてモヤモヤしてしまう時は 好きな音楽を聴…

大切を思う

大切なものかどうかなんて その時にはわからないことがほとんどかもしれない。 ただただ 無我夢中に前だけを見て突き進んで 大切なものがなんなのかとか 大切にする方法とか そんなの全然わからなかった。 世界は知らないことだらけで その未知のものに でき…

放て

放出の仕方を忘れてしまったみたいに蓄熱したカラダ。 いつかの懐かしい感覚。カラダの声を聞かなくちゃ。

お先にどうぞ

色々やることを無事に終えて駅へ。同じ目的地に向けて 3分差で発車する電車がふたつ。なんとなくの気分で 3分後に発車する各駅停車の電車を選んだ。 早く帰りたいな なんて思いながらも ホント なんとなく反射的に。目的地への到着予定に 約40分くらいの差…

予感

さっきから 不思議な胸騒ぎがしている。 今朝は 以前よく聞いていた音楽を聴いている。 ボーカルの方は若くして亡くなっていて その美しい声を久しぶりに聴きながら もっともっと歌いたかっただろうな なんてことを考えていたら 胸がざわざわしてきた。 私は…

見えなくてもそこに在るもの

吐き出したタバコの煙が 差し込む光に輪郭をつくった。 光を追いかけて 物干し台に続く階段を見上げたら 小さくいびつに切り取られた青空に飛行機が飛んで 雲の筋を白く描いていた。 世界は美しいんだなと思った。

違和感

自分の気持ちに気づいてしまった。 違和感は 他人に対してではなくて 自分の気持ちを誤魔化してしまった 自分に対してだった。 あぶなかった。 気づけて良かった。

春がきた

霜の降った12月に 大丈夫かなと外に置いておいた植物が 水道管も凍る1月になって そろそろヤバイと室内へ移動。 はじめての京都の冬は寒い。 ちょっと遅かったかもしれないね。 呑気でごめんね。 葉っぱから水分がなくなり 枯れ落ち 枝だけになった小さな…

選択の自由

憎しみに囚われている人がいて その負のエネルギーに捕らわれて 惑わされている人がいる。 なんだかな。 人は弱い生き物です。 でも それも含めてオールオッケーって感じで 私は次々と新しい扉を開けていくのです。 人は強い生き物です。

胸が熱い

キミの耳がどんどん赤くなっていく。 時々ニヤッと 左の口角があがる。 ものすごい離れ技を繰り出しながら キミのその圧倒的な姿に あぁ 楽しむってこういうことだったよなと 納得する。 ひさびさの胸熱。

静かな熱狂

朝を待つ真夜中のように 今 静かに熱狂する

まだ何も始まっていない世界

こどもの頃からひとり遊びは得意。 今もひとり遊びみたいなもんなのかな。 まだ何も始まっていない世界のすみっこで すでにそうであるとして アヒルのように泳いでいる。 孤独は心の鏡 孤独は見上げる空 孤独は悪魔の耳打ち 孤独は天使の口笛 孤独は静けさの…

あたらしい風

夢中になれることの前では ごはんが冷めたって平気。 エンジンかかってきた。 あたらしい風は タイムラグとともにやってくるらしい。

イカロス

分厚い灰色の雲をこじ開け まるで奇跡なんじゃないかと思うような 黄金色に光る夕陽。 ビルの窓も 高速を走る車も 田んぼも家も山も 街が 全部全部光っている。その美しさに 一瞬で目も心も奪われてしまった。私の顔も照らされて まぶたに残った緑色のチカチ…

螺旋

なんだか 懐かしい場所に戻ってきた感じ。 上から見たら同じところにいるようでも 横から見たら 違うところにいる。 きっと螺旋階段のように ぐるぐるぐるぐると回りながら 少しずつ空に近づいていく。 ここは 私の心の中。 ただいま。 今扉を開けるよ。

遠雷

気がつくと 天窓から差し込む光が途切れていていた。 パソコンの液晶画面の明るさと集中していたせいで 部屋が随分と暗くなっていたことに気づかなかった。 パソコンの時刻表示を見たら まだ17時台。 遠くから少しずつ近づいてくる雷の音がする。 久しぶり…

光の輪郭

もしもタイムマシンがあったら。 もしもタイムマシンがあったら あの頃の自分と話をしてみたいと思う。 自分が 一番自分であったあの頃。 昨日 その当時よく一緒に行動していて いろんな刺激を与えてくれた人が 今年の初めに亡くなっていたことを知った。 最…

アイデンティティ

大切すぎて マトリョーシカのようにしまい込んでしまった思いが 本当にそうだったのかどうか ふと わからなくなってしまう時がある。 奥深い場所に 誰にも見つからないようにそっと置いて いつか そのうちいつかと。 愛情過多で 根腐れしてしまわないうちに…

あの海

なんだか海に行きたくなったけど 目を閉じて 今まで知っている たくさんの海を思い出すことで折り合いをつけ 大事なことがあることに気づいたからには それを実行する計画を立てることを優先した。 ちょうど 今読んいる小説の主人公が お盆に 海が近くにある…

すべてわかる必要はないのかもしれない

ことばに意味を感じる時 何らかの意思が反映されている。 状況に意味を感じる時 何らかの意思が反映されている。 それは 他の誰でもなく まぎれもない自分の意思だ。 敏感でもいいんだよ。 違和感は 未来を照らすサーチライトです。 だから 怖がらないで も…

ビター&スイート

コインの表と裏のように 良いとか 悪いとか どちらかの側面だけでは成立しないのが 人生なのだとしたら 良いも 悪いも 本当はないのかもしれない。 出来事がそこにあるだけで。 風に吹かれてクルクル回る風見鶏のように あっちに向いたり こっちに向いたり。…

さよならドラマチック

心が平穏でいられなくなるような出来事が起きた時 ドラマはいらない と思う。 そんなもの望んでいない と。 起こったドラマの その向こう側にあるもの たとえば この喜びを最大限に感じる“ため”に あの嫌な出来事はあったのか とか。 そんなのいらない。 わ…

ただそれだけのことで

洗濯機を回しながら 普段しないところまで掃除をした。 美しい音楽を聴きながら 伸び放題だった髪を切る。 ただそれだけのことで 綺麗な水で身体が満たされるようだ。 物干し台に続く細い階段に切り取られた小さな四角い空が 束の間の晴れ間に白く光っている…

夜にとける時

新幹線の左側の窓の向こうの山と山の切れ間に 低く 雲の隙間の青空が見える。この薄い水色は 昔好きだった色だな なんだか懐かしいな なんだったっけな なんて思いながら トンネルをひとつ抜けると もう違う空の色になっていた。 どこかの外国の いつもはき…

心の雨漏り

久しぶりの実家に戻る手前の横断歩道で 信号が赤から青に変わるのを待ちながら まるで 引っ越してからの日々が 全くなかったかのように 今いる場所に 強く感じるリアル。この一ヶ月半は 夢の中だったんだろうか。変化を求めて 新しい環境に飛び込んでから 地…

雨の日のお散歩

雨の公園で遊ぶ小学生くらいの男の子たち。 すべり台の下に集まって びしょ濡れになりながら奇声をあげてはしゃいでいる。 わざと雨に濡れるのは興奮するよな。 通りがかった小学生くらいの女の子とお母さんが それを見てクスクスと笑う。 二人は相合傘。 私…

微熱

まるで生まれ出る前みたい。 チューニングの調整中。 そして 強制終了からの 最新バージョンへ。 そういうことなのね。 わかったってば。 床に映る影がガチャピンみたいだ。

うまく鳴けない猫

人恋しいとか 今までの私には あまりなかった感情。 今まであまりなかった感情の芽生えが 多分 新しい出会いを 連れてきてくれたりするのですね。季節は巡るのです。 アン・ドゥ・トロワ アン・ドゥ・トロワ 季節は巡るのです。にゃあ。

馴染ませる

坂の途中で ふと立ち止まり 振り返る。 美しい夕焼けだ。 新しいこの場所で暮らしていくために ゆっくりと ゆっくりと この心と身体を 馴染ませていく。