たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

映画

自己満足の境界線

『永遠に僕のもの』を観て どうしても拭えない軽さと 『宮本から君へ』を観て 感じた説得力。 美しさの意味。 日常の中にある違和感が だんだん大きくなっていく。

『泳ぎすぎた夜』

こどもの頃 「ペリーヌ物語」のペリーヌに憧れた。 その旅路の苦労よりもなによりも 「旅する人生」そのものが こども心に 魅力的に映った気がする。 最近50歳になって ちょっとなんか 新しい扉がひらいた気配を感じながら ある人と話をしている時に「旅」…

『ヒゲちゃん』

新しい年のために 新しいノートを3冊買った。 そのうちの1冊。 これからの 企みのアレコレを描くために選んだのは 無地。 当たり前だけど 罫線もマス目も何もない。 何もないって 迷子のようでいて なんだか 自由だ。 真っ白な明日。 罫線にもマス目にもと…

『きみの鳥はうたえる』

今、引っ越しの準備をしている。 気づけば 20回以上引っ越してる。 どうやら 環境の変化に応じて 住処が変わるタイプのようだ。 まぁ 脱皮の一種ね。 先日 仕事やら引っ越し準備やらの合間にできた時間で 久々に映画館へ。 スクリーンに映るのは 何者でもな…

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』

音を消したテレビ画面に映る発光生物たちが 四角い暗闇の水槽の中でゆらめきながら光る。 生物たちが発光する理由が生死との表裏一体だから 美しいんだろうか。 深海は神秘の世界。 最果タヒの 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を 久々にながら読みしてい…

『包帯クラブ』

『包帯クラブ』という小説が在る。 随分前に読んだ。 たしか 映画にもなってたな。 私は有り難いことに 入院したことが一度もなくて 大怪我もなくて だから 小さい頃 やたら 包帯を巻いている人に憧れた。 なんか 特別感 というか 非日常感 があった。 電車…

『君の名前で僕を呼んで』

何となく気にはなっていて すっかり忘れていた。 たまたま目にしたタイトルに引っかかり 何だったっけ? と検索。 あ、観たかった映画だよー。 アブナイアブナイ。 上映終了まであと数日。 スケジュールをチェックすると 行けるのは今日のみ。 よし。 行ける…