たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

『きみの鳥はうたえる』

 

今、引っ越しの準備をしている。

 

気づけば

20回以上引っ越してる。

 

どうやら

環境の変化に応じて

住処が変わるタイプのようだ。

 

まぁ

脱皮の一種ね。

 

先日

仕事やら引っ越し準備やらの合間にできた時間で

久々に映画館へ。

 

スクリーンに映るのは

 何者でもなかった頃の

あの感じ。

 

既視感。

 

今だって

何者でもないけれど

永遠なんてないってことを知ってから

思い出は

やたら

キラキラしている。

 

石橋静河がうたう

オリビアを聴きながら』が最高だった。

 

今日

廃品回収のために

リサイクルセンターに電話した。

 

係の人とのやりとりの合間に鳴る

保留音。

 

なんだか懐かしいよく知ってる曲だよななんだっけ

って

待ってる間

曲に合わせて口ずさんだら

それは

オリビアを聴きながら』のサビの無限ループだった。

 

出逢った頃はこんな日が来るとは思わずにいた

Making good things better

いいえすんだこと

時を重ねただけ

 

思わず

うなってしまった。

 

おそるべし選曲力。