たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

使者

 

私には

師と呼べる人がいない。

 

もちろん

尊敬する方はいらっしゃるが

師かというと

ちょっと違う。

 

だけど

あとで考えてみると

あれは使者だったんだな

という人には

ちょいちょい出逢う。

 

ほんの数秒のエレベーターの中で初めて会った人

ということもあった。

 

使者はただ

自分の中にすでにある答の扉を開ける鍵を

ほれ

と手渡し

自分で気づいたことにしてくれているのかもしれない。

 

それでも

その鍵は案外

側にあっても

お尻の下敷きになってたりするから

時々

ほれ

と手渡してくれると非常に助かります。