たとえば胸騒ぎ

私を構成するいくつかの、あの時と今とこれからと。あるいはそのカケラ。

インタビュー

  

インタビューって

不思議だ。

 

本人も思いがけない言葉が

ふと

ふいをついて

漏れ出してしまうことがある。

 

はからずも

特別な意味を持ってしまった言葉の

その秘密に触れる瞬間は奇跡。

 

それまでとは違う色を帯びて

共有する秘密。

 

けれど

語られなかった言葉は

語られなかったことさえ知らないまま

秘密にも

ならない。

 

私はまだ未熟者だから

簡単には辿り着けない

深い場所。

 

インタビューは

未知との遭遇

 

相手に向けられているようで

実は

自分に向けられている。

 

かつて

アンディ・ウォーホル

Interviewで

どんな景色を

見せたかったんだろうか。

 

選択

共有

覚悟。

 

もう少しだけ

触れてもいいの? 

  

泡になってしまう前に。